街頭スカウト
「今ここに必要なのは新しい人材です。やる気と向上心のある人材です。新人スカウトしてきます!」と啖呵を切って一子がやってきたのは、西武池袋線東長崎駅すぐの小劇場「てあとるらぽう」。
「君、女優さん?」
「あの~」
「…ってよく言われるでしょう。でも違うね。スカウトに来たの?」
「なんでわかるんですか?」
「においがするんだよね。この業界の人間は」
一子と石野さんが上ってきた階段。壁一面に貼られていたポスターはない。
「あの~、でも私…」
「僕、こういう者です」
「モリスエージェンシー。石野さん」
「よろしく」
内部の様子はこちらのサイトで。ふたりが座っていた座席もそのまま。この写真で見ると入口はずいぶん綺麗だけれど、今は立てかけられた看板も古びている。
ふたりはJR八王子駅近くの路上に移動。
原宿あたりの設定だろうか。訪ねたのは土曜日だったが、思ったよりもずっと人出があった。
「あの~、これってつまり…」
「そう、街頭スカウト」
「街頭…。私が…」
遼が缶コーヒーを飲みながら一子の様子を見ていたあたり。
一子と石野さんが立っていたすぐ後ろにはこんな張り紙が(笑)。
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