天桂山玉宝寺

第15話で、一子の父、日邑篤史の葬儀が行われた寺。伊豆箱根鉄道大雄山線の五百羅漢駅下車3分。

「この寺は五百羅漢を安置する寺として知られ、『多古の五百羅漢』と呼ばれています。この五百羅漢は、木造で、立像は36cm~60cm、坐像のものは20cm余です。五百羅漢は木造のものや石造のものなど各所にありますが、木造でこれだけ立派に揃った五百羅漢は全国的に見ても珍しいとされています」(小田原市公式サイト・観光案内より)

受付のテントが設置されていた場所。左手に少し映っているのは鐘楼と春に美しい花を咲かせるという枝垂桜。

本堂は宝暦7年(1757年)の建立だという。

ご本尊は十一面観世音菩薩および釈迦牟尼仏。

2月のこの時期、早朝に特別な座禅の会が開かれているそうで、そのための設えになっているようだ。

ご本尊をぐるりと囲むように五百羅漢が安置されている。

大門龍太郎とすれ違いに遼が入ってきた本堂入口。

「ちょっと来なさい」

「何だよ?」

「いいから来なさい!」


こんな辛いときにやっと会えたという思いを必死で押さえ、遼を引っ張り連れて行く一子。

「ほら、わかったらとっとと帰りなさい」

「…大丈夫かよ」

「大丈夫よ」


ドラマで掲げられていた奥の壁の額や、窓の横に貼ってあった言葉はなかった。「この道より我を生かす道なし。この道を歩く」という言葉が内容にリンクしているという指摘もあったけれど、そういう意味をこめてスタッフが用意したものだろうか。

御朱印集めも趣味にしているので、こうしてお寺を訪ねるのは一石二鳥(笑)。

玉宝寺のホームページを作られている方の日記にこんな内容の記述があった。

昨年6月にNHKの撮影がお寺であったのだが、日常的に行われているお勤めに支障のないようにとの気遣いの中、大勢のスタッフによる撮影の準備が行われたことに驚いた。誠意あるリーダーがいる組織はすばらしい、と。(以前、この寺で行われた別の撮影で、これと正反対の騒々しい現場に遭遇された経験からの実感のようだ)

時期的に「美女と男子」の撮影のことだと思われ、細部にまでこだわり、深い愛情を持ってこのドラマを作った制作スタッフならではのエピソードだと嬉しかった。

美女と男子ファンサイト

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